SDカードのフォーマット

SDカードのフォーマットについて、物理フォーマットと論理フォーマットの違いも含めてご案内しています。SDカードの転送速度、容量、さらに容量の限界までもご紹介しています。

SDカードとは

SDカードとは、郵便切手1枚とほぼ同じ大きさの記憶媒体です。
SDカードは、デジタルカメラ、パソコンなどのデジタル機器のメーカーや機種が違っても利用できる汎用性の高い記憶媒体という点がとても特徴的です。

SDカードのフォーマット

SDカードは、デジタルカメラなどでもフォーマット出来ますし、パソコンでもフォーマットすることが出来ます。まず、新しく購入したSDカードは必ずフォーマットしてから使用して下さい。

SDカードのフォーマットとは

SDカードのフォーマットは、デジタルカメラやパソコンなどの機器で、SDカードを使用できるようにするために、SDカード内部の記憶領域を予め小さく分割して、それぞれの所にどのようなものを記録したかを管理するための記憶領域を確保する処理の事です。

物理フォーマットと論理フォーマット

フォーマットは2段階に分かれます。
まず、物理フォーマットと呼ばれるもので、ディスクに並べるデータの順番をどうするか決める作業があります。
次に、論理フォーマットと呼ばれるもので、物理フォーマットか完了した段階から、各デジカメやパソコンなどが使用する管理用のデータや実際に今後記録されていく写真などのデータについての論理的な位置を設定する作業があります。
また、実際のフォーマットの処理をするためのデジカメでの処理の仕方は、各機種によって違いますので、購入時の取扱説明書やメーカーのホームページなどでよく確認してから処理を開始して下さい。

東芝、パナソニック、SANDISCが共同開発

SDカードは、Secure Digitalの頭文字であり、大きな特徴としては著作権保護機能がついています。
東芝、パナソニック、SANDISCの3社が共同で提唱したメモリーカードの規格の一つです。
正式な名称は「SDメモリーカード」と言います。
SDカードは、1999年8月に3社より正式に発表されました。
「マルチメディアカード(MMC)」を発展させたメモリーカードという位置づけになります。

SDカードの転送速度

SDカードは、転送速度が遅いものから早いもので数種類あります。
普及型は最大で2Mbpsの転送速度のものがら、5Mbps程度の中速、さらに、最大10Mbps、最大20Mbpsという高速、高速大容量のものまであります。
また、販売されている価格は転送速度の速さに比例して高くなります。
また、デジタルカメラにおいては、カードの転送速度の速さは、連続撮影する場合の能力や簡単な動画撮影の場合に、影響があるので、購入するときは、この辺りまで注意し下さい。

SDカードの容量

携帯電話やデジタルカメラなどでは、あらかじめ本体の付属のSDカードとして、容量の少ないものがついている場合が多いです。
SDカードは、転送速度の違い以外には規格の点では違うものは存在していませんが、一部の古いデジタルカメラの場合には、発売以降に登場した高速大容量のSDカードが使えないものがありますので、追加でSDカードを購入する場合には十分に注意する必要があります。

SDカードの容量の限界

SDカードは、大容量のものが次々販売されていますが、現在では、32GB(ギガバイト)が限界であるとされています。